皆さんはレッドビーシュリンプの水槽に、どんなものを入れていますか?
今回はurushiが愛用しているヤシャブシの実に続いて、これまた最近愛用している『フウの実』についての記事です。フウの実はヤシャブシよりもマイルドな印象で、大きく穴が空いた構造で稚えびの隠れ家にもぴったりです。
urushiはヤシャブシの実+マジックリーフもしくは、フウの実+マジックリーフの組み合わせで使っています。
ヤシャブシについては別記事で詳しく書いています。
フウの実ってなに?
フウの実と呼ばれるのは、アクアリウム用品では『モミジバフウの実』のことを指します。フウとは楓(カエデ)の書くのですが、楓の実と似ているので、フウの実と呼ばれています。
混同されて『フウの実』と呼ばれていますが、実際は別物で、モミジバフウはアメリカ原産の樹木でフウは中国産の樹木です。
フウの実と呼ばれていますが、種が飛んだあとの殻みたいなものです。タンニンを含みpHを下げて水質を安定させたり、微生物の繁殖床となってレッドビーシュリンプ(特に生まれて間もない稚エビ)の餌場となります。また、独特のトゲトゲした形状は、稚エビの隠れ場所としても有効です。
レッドビーシュリンプ水槽にフウの実を入れよう!
ヤシャブシの実の記事を以前書きましたが、フウの実も同様の効果がありおすすめです。
最近は好んで、フウの実を使っています。サイトを頻繁にご覧になっている鋭いレッドビーシュリンプキーパーの方は、urushiの水槽の中にヤシャブシでなくフウの実があるのをお気づきかもしれませんね!
フウの実とヤシャブシの実を比べると、タンニンはヤシャブシの方が多いと思います。ヤシャブシの実は灰汁が強いので”あく抜き”して使用しますが、フウの実はほとんどあく抜きせずとも使えます。ただし、熱湯消毒は必要です。
さらに稚エビの隠れ家になるという部分は、フウの実のとても優れた部分です。
urushi流のフウの実の使い方
フウの実の使い方をご紹介します。
ヤシャブシの実よりも3~4倍程度大きいので、水槽に入れる数は45センチ水槽に1~3個ほどにしています。一度に数個入れるよりも、効果が持続するように1ヶ月に1個ペースで追加します。そうしていると数ヶ月で、古いものがボロボロと砕け始めるので撤去します。
だいたい1ヶ月ごとに新しくしています。
- 45センチ水槽に1~3個
- 毎月1個追加する
- 古いものは撤去する
実際にレッドビーシュリンプ水槽に導入する方法
フウの実の熱湯消毒(あく抜き)
10分放置して、熱湯消毒が終わればレッドビーシュリンプ水槽へ投入することができます。フウの実の個別の差がありますが、ヤシャブシの実に比べ灰汁がかなり少ないので、短い時間でOKです。あまり長い時間漬け込んでしまうと、有効成分が抜けてしまうので注意してください。
熱湯を捨て、何度かろ過器の水をくぐらせてある程度冷まします。それから、熱湯消毒で柔らかくなったフウの実をフルボ酸に漬け込みます。2~3時間漬け込んだら、1度天日干し、それから水槽に導入します。
フルボ酸に漬け込んだレッドビーシュリンプ用のフウの実も販売されています。
フウの実をレッドビーシュリンプ水槽に入れた様子
水槽に入れるとすぐにレッドビーシュリンプが集まってきてツマツマしています。
↓動画だと高速ツマツマの様子がよくわかると思います。
2週間経過しても、フウの実はレッドビーシュリンプに人気です。下の写真は2週間後の様子です。
フウの実の種が飛んだあとの穴に、レッドビーシュリンプが潜り込んでツマツマしています。
写真には写っていませんが、裏側でも2匹のレッドビーシュリンプが穴に入ってツマツマしていました。フウの実を複数入れると、稚エビのシェルターにもなっておすすめです!
水槽内の新陳代謝を高めるためにも、水槽内で朽ちるものは重要です。即効性はなく目には見えませんが、バクテリアの活性につながり、結果としてレッドビーシュリンプの健康維持、繁殖へと結びつきます。
良い情報やご質問あればどうぞ!