レッドビーシュリンプを飼育していると、カルシウム剤の添加が効果あると聞いたり、色んなブリーダーさんからカルシウム関係のアイテムが販売されていたりと『カルシウム』がシュリンプ飼育に重要なものと感じます。
urushiもレッドビーシュリンプにミネラル剤や酵素などに加え、カルシウムももちろん与えています。
カルシウムはなぜレッドビーシュリンプに必要なのか?レッドビーシュリンプとカルシウムの関係をマニアックにご紹介します。さらに実際に使っているカルシウム剤の使い方もお披露目します。
カルシウムについてのマニアックな話を書いていきます。
ミネラル剤や酵素ももちろん使っています!
シュリンプにとって必要なカルシウムとは
今回はレッドビーシュリンプの飼育からみた『カルシウム』についての話です。
エビを飼育するurushiたちが、そもそも何故カルシウムを気にするかという理由を考えてみましょう。『脱皮不全を防ぐ』ため?『色上げ』のため?
なぜカルシウムを添加するのでしょうか?
レッドビーシュリンプの殻にカルシウムが関係する
レッドビーシュリンプはじめエビにはカルシウムが必要という話をよく聞きます。なぜでしょう?
カルシウムが脱皮不全を防ぐ、レッドビーシュリンプの色上げ(特に白が濃くなる)という話を耳にすることがありました。
カルシウムとエビの殻の関係を整理しましょう!
ここではレッドビーシュリンプの生死にかかわる『脱皮』に着目し考えてみます。
エビやカニ(十脚類)は脱皮現象により成長します。そしてこの脱皮の時に脱ぎ捨てるモノ、これが一般に『殻』と言われるものです。
専門的に言いますと、この殻は『クチクラ』と呼ばれ甲殻類の外骨格を形成しています。(クチクラは位置により、もう少し細分して説明できますが今回は割愛します)甲殻類の外皮は、ほとんどがクチクラと表皮細胞で出来ています。
では、この『クチクラ』はカルシウムか?ということですが、答えはNoです。甲殻類のクチクラの成分は、キチン質で作られています。キチン質は多糖分子で、カルシウムそのものではありません。
エビの殻は本当にカルシウムでできている?
レッドビーシュリンプはじめエビの殻、つまりクチクラはカルシウムそのものではないのですが、カルシウムが多く含まれているのは、間違いではありません。
ただ「エビの殻はカルシウムで出来ている」と考えてしまうと、正しくレッドビーシュリンプのことを理解してあげられません。レッドビーシュリンプのことを(マニアックですが)1つずつ正しく知識として理解することは、良い飼育環境を提供してあげる材料になります。
エビのことを正しく理解することが、爆殖につながるという訳です。
正しくはレッドビーシュリンプの殻はカルシウムだけでできていない。
エビの殻の構成要素をチェック
ではレッドビーシュリンプのような甲殻類の殻は何でできているかというと、『タンパク質』や『キチン質』『カルシウム』などで成り立っています。
カルシウムだけでは物質が足りないのです。つまり、これが選ぶべき添加剤や飼料のヒントになります。
エビにとってカルシウムを含め、ミネラルは大変重要な物質です。とくに脱皮直後には。この話はまた別の機会に詳しくします。
正しい知識を用いて、添加剤を考えていきたいですね。
レッドビーシュリンプの殻の三大構成要素は、タンパク質・キチン質・カルシウム
レッドビーシュリンプのカルシウムと脱皮不全
まず大前提のビーシュリンプにとってのカルシウムについて、情報を整理しておきます。
カルシウムの情報を整理しましょう!
水道水にもカルシウムは多く含まれている
脱皮不全という言葉をよく耳にしますが、レッドビーシュリンプが脱皮不全を起こすことは、あまり無いとurushi的には考えています。
これは研究者時代に水道水の成分検査(120項目)を年2回(夏と冬)行っていた経験が根拠なのですが。水質検査の際に水道水内にカルシウム分というのは結構含まれていて、足し水や換水をちゃんとしていればレッドビーシュリンプがに必要な量が不足することは考えにくいからです。
お風呂場のシャワーや鏡に白くカルシウム分が沈着するところをみても、カルシウム分は結構含まれていると感じられると思います。(ただこれは元の川の成分により変わってきますので地域差は大きいです。)
カルシウム添加の目的は脱皮不全のためでない
カルシウムの添加が必要じゃないかというと、そうではないと考えています。限られた環境である水槽内では、やっぱり人がちょっと手助けしてあげることが必要だと思います。
もともと水には地域差がありますし、浄水器を通すことや、井戸水を使う、もしくはレッドビーシュリンプの飼育数によってもカルシウムが不足しないとは言い切れないからです。それにカルシウム剤を与えると、レッドビーシュリンプの稚えびの生存率が上がったり、親エビ自体調子が良さそうです。
脱皮不全に陥るほどのカルシウム不足は、換水や足し水をしっかりやれば滅多に起こらないと思います。
深刻になるほど脱皮に失敗する場合は、そもそもレッドビーシュリンプが弱っていた可能性が高いです。脱皮はエビにとって体力をとても消耗する命がけの出来事です。脱皮後に1.2~1.5倍に急成長することを考えても、かなりの消耗を伴うことが分かります。
高齢や環境変化などで弱ったエビが脱皮不全を起こしやすいです。
そして、脱皮不全を起こす最大の原因は血統による血の詰まり、血が濃くなってしまい奇形であることが多いと思っています。レッドビーシュリンプは小さく単純な生き物なので、一見しても奇形かどうはの判別は難しいです。
大きな成体になれないのは、環境に問題がなければレッドビーシュリンプ自身に理由があると考えています。
urushiは調子の良い水槽をさらに元気にするイメージでアラガミルクを使っています。
レッドビーシュリンプにおすすめカルシウム剤|アラガミルクの使用方法
urushiは飼育歴がもう15年以上なので、アラがミルクとの付き合いも15年以上です。
今では色んなブリーダーさんがカルシウム剤をプロデュースされていますが、urushiはずっとアラガミルクを愛用しています。もちろん、ブリーダーさんの独自のカルシウム剤も良いと思います!
最強のカルシウム剤を使いこなしましょう!
レッドビーシュリンプに使える?アラガミルクって?
アラガミルクを使い始めたのは、レッドビーシュリンプ先駆けのプロショップの方にエビを始めた頃に相談して勧められたのがきっかけです。
アラガミルクのもともとの用途は、海水水槽で使用する用品です。
製品の特徴
飼育水槽では下がりやすいPH値およびKH値を、天然の海水に近い状態に安定させる添加剤です。
天然のアラゴナイト微粉末を含んでおりカルシウムや炭酸、ストロンチウムと微量元素を供給します。
海水魚、サンゴ、海藻などの飼育はもちろん、淡水のアフリカンシクリッドや卵胎生メダカにもお使いいただけます。
(※アラガミルクの添加を続けるとナトリウムイオンが蓄積しますので、定期的な換水が必要です。)
神畑養魚株式会社より抜粋
海水で飼育するコーラルやイソギンチャクなどは、人工海水だけの成分ではミネラルや微量元素が足りずに、調子が上がらずキレイに開かないことが多く、安定した飼育が難しいです。
海水は淡水に比べミネラルや微量元素の量がとても多く、海に暮らす生き物は必然的にその必要量が多いです。魚に比べコーラルやイソギンチャクは、水とのイオンのやり取りが豊富です。これは淡水の熱帯魚より、レッドビーシュリンプが水にちょっと敏感であることと同じです。
人工海水だけでは不安定な状態である飼育水を、アラガミルクを入れることで、ミネラルを追加しイオン的にも安定させ、自然界の海水に近付けることが出来ます。
陸上の生物も由来が海なので、urushiたち人も含めて生きるためにミネラルを必要とします。
水生生物のレッドビーシュリンプも、もちろんミネラルを必要とし、ミネラルの宝庫である海水用の製品を使用することで、不足分を補うことが出来ます。ミネリッチなどが、海水から塩分を抜いたモノと考えれば分かりやすいと思います。
ミネラル剤についてはレッドビーシュリンプに必要なミネラル剤の使い方と注意点に詳しく書いているので参考にしてみてください。
アラガミルクの成分をちょっと解説します。
アラガミルクの成分を簡単に整理
- 重炭酸塩・炭酸塩は海水の中でPHを安定させる働きがあります。
- 炭酸塩硬度(KH)…つまり重炭酸塩イオンの量が適度に高ければ、PHは安定し海水由来の生物を安定した環境で飼育できます。
- ホウ酸塩も海水の構成要素の一つです。
- アラゴナイトは簡単に言えばサンゴみたいなものです。
アラゴナイトはカルシウムの塊のようなもので、海のミネラルやカルシウムは死んだサンゴが大元になっているので、全てのミネラル源みたいな物と解釈すればよいと思います。アラゴナイトはPHが低いと溶出し、PHが上がると溶出量が減る特性があります。
シュリンプ飼育よりもマリンアクアリウムの方が歴史が古いので、アイテムは海水用のものの方が圧倒的に豊富です。それに安価だったりします。urushiはミネラル剤もそうですが、理にかなっているので海水用のアイテムの転用を好みます。
元は海からみんな産まれたので、生きるために海の成分が必要なんです。
レッドビーシュリンプにアラガミルクを使う時のポイント
アラガミルクの使用方法には200リットルに対して5cc添加するように書いてあります。つまり、飼育水200000ccに対して5cc入れるということ。
urushiの場合は他のミネラル剤も併せて、換水時や足し水用のをTDS値100~150ppmくらいで作ります。
スタンダードネオなど浄水器に通した元水がTDS値70ppmなら120ppmに近付く程度入れます。そこからアラガミルクをリッターに対し1滴ほど追加。
だいたい1週間に1回の足し水を実施しています。さらに別の日に1~2週間に1度の換水もしています。
足し水内にアラガミルクが入っているので、それ以外に水槽へ添加は基本的にはしません。
(ボトルの使用方法には週1回添加とありますが、しません。足し水内のアラガミルク数滴で十分です。)
アラガミルクも足し水や換水用の水1リットルに対して、1滴ほど追加すればOKです。TDSメーターを持っている場合は、ミネラル剤とアラガミルクで目的のTDS値にもってくればいいのですが、アラガミルクは数滴でよいです。多すぎるとナトリウムイオンの蓄積が促進されてしまいます。
1リットルに対して1滴ほど入れればOK。
レッドビーシュリンプは緩やかにTDS値が上がるのなら400ppmなんかでも全然平気なのですが、一応立ち上げから時間が経ち、水槽内のTDS値が300ppmを超えるほどに上がってくれば、レッドビーシュリンプの様子を見ながら調整を行います。ちょこっとだけ飼育しているシャドーシュリンプは300ppm程度の高めに設定しています。
足し水でのアラガミルクの使用方法
実際にurushiが、アラガミルクを足し水に時にどうやって使っているかをご紹介します。
換水時は水の量が多くなるので、TDSメーターを使ってミネラル分で濃度を調整しています。ミネラルの使い方の記事に詳しく書いているので、参考にしてください。
ミネラル添加剤の使い方
1リットルのペットボトルに浄水器の水を用意する
1リットルのペットボトルに足し水用の水を満タン入れます。この水はマーフィードのアクア用浄水器を通した水を使用します。
アラガミルクを1リットルに対し1滴加える
シリンジやスポイトを使って、1リットルのペットボトルに1滴、アラガミルクを加えます。
アラガミルクを1滴入れよく混ぜる
アラガミルクは比重が低く、加えると白く濁しながら沈むので、ペットボトルに蓋をしてよく混ぜます。
これで、アラガミルクを添加するための足し水は完成です。
水槽と足し水の水温差がある場合は、温度調整をしてから水槽に入れます。
レッドビーシュリンプ水槽に足し水をする
ちょろちょろと少しずつレッドビーシュリンプ水槽へ足し水します。
アラガミルクは低刺激で使いやすい
ミネラル剤だと直接水槽に注ぐなんてことは、レッドビーシュリンプの死亡を招きかねないほど危険なことですが、アラガミルクはそんな危険性がないのです。
urushiがアラガミルクを好きなポイントです。
アラガミルクは、入れすぎてもレッドビーシュリンプがショックを起こすことはありません。安心して添加できるカルシウム剤で使い易いです。
分かりやすいように、特別に小型水槽に入れて様子をご紹介します。
足し水が入る余裕がない30センチ水槽にアラガミルクを2滴ほど入れます。1滴水槽に入れると、こんな感じです。
濃度が濃く、比重がとても重いのが分かっていただけると思います。
1滴でこんな感じに白くなります。もう少し時間を置けは水槽内全体が、うっすら白くなります。
これだけ濃凝縮されたモノなのですが、レッドビーシュリンプには安全なのです。
レッドビーシュリンプに白く積もっても平気にしています。
ちなみに、他の添加剤だと濃度が濃いとエビが驚いて暴れることがあると思いますが、アラガミルクは少々入れすぎても、レッドビーシュリンプの上に白く積もってしまっても(笑)、エビが暴れまわることはありません。
その点が安心して使える商品なので、urushiは初心者さんにもオススメだと考えています。
刺激がほぼないアラガミルクですが、万が一入れすぎて事故が起きれば悲惨です。
しっかりとTDSメーターで導電率を測定し、換水時にミネラル剤と共にアラガミルクを入れて使う。もしくは足し水時に浄水した水1リットル当たりに対し1滴加えたものをよく混ぜて水槽に入れることを推奨します。
カルシウム剤を使う場合の注意点
アラガミルクもそうですが、すべてのミネラル剤の添加でポイントになる点は下記の2点です。
①使用している水のTDS値
②換水派or足し水派か
(もちろん、ろ過材やソイルの種類でも変わります。)
導電率を計測し正しい量を添加する
飼育水をTDSメーターで計測し、数値で確かめることで多くの情報が得られます。これはミネラル剤の添加の時も同じです。
使用している水のTDS値はとても重要な指標になります。
水道水を使用しているのか?井戸水なのか?フィルターを通しているのか?RO水なのか?季節や地域はどこか?
上記の要因でTDS値は変わり、その数値により添加する量が変わります。添加量が足りているのか?いないのか?は水のデータがないと分からないからです。
飼育スタイルは換水派か足し水派か
換水派と足し水派によっても添加する量は変わります。
urushiは定期的な換水派です。減った分の足し水もします。
神畑のHPにあるように、アラガミルクの添加を続けるとナトリウムイオンが蓄積しますので、定期的な換水が必要です。どのミネラル剤もそうですが、添加を続けると成分が蓄積します。
蒸発する水は純水状態のモノですので水槽内には、その他の物質は溜まっていきます。その指標となるのが、TDS値です。
水槽内のTDS値を測定し、ミネラル分も含みますが不純物の濃度が高くなり過ぎないように調整しましょう。
カキガラでレッドビーシュリンプにカルシウム補充
レッドビーシュリンプ水槽に、使いやすく安全にカルシウムを補充してくれる有能なアイテム『カキガラ』についてご紹介いたします。
pHを低く抑えたい場合には向きませんが、urushiはpHは中性くらいで問題ないく爆殖してますので、カキガラもミネラル補給のグッズとして使用しています。
カキガラにはカルシウムもミネラルも
カキガラのミルフィーユみたいな構造には秘密があり、硬い部分(炭酸カルシウムやリン酸カルシウム)を繋ぐために硬タンパク質(コンキオリン)という物質を含んでいます。
コンキオリンは、各種アミノ酸を多く含むといった特徴を持っています。また、コンキオリン以外にもカキガラには有効成分があります。微量元素、つまりFe,Mg,Zn,Mo,Cu,N,K,P等…、簡単に言うとミネラルをたっぷり含んでいます。
カキガラは、少しずつミネラルを溶出しながら水に溶けていくわけですが、慣れると溶けるスピードでも水の質が分かり、一種のバロメーターとしても活用することができます。
水槽にカキガラを1つ入れるだけ
urushiはカキガラのゆっくりしたミネラル放出が好きで、必ず1つは水槽に入れたいほど大切にしているアイテムです。
ただし、入れ過ぎると硬タンパクが過剰になって、水を汚してしまうことにもなりかねませんので適度にです。
どんな添加剤も過剰投与はよくないです。
もともと水作りに拘りを持ってるおかげか、突然死や崩壊、脱皮不全などのトラブルは、レッドビーシュリンプを飼い始めてから15年以上も経ちますが一度も経験したことがありません。
レッドビーシュリンプの状態を見て水を作る。水作りがエビの飼育では一番のポイントになります。
水槽の数が多くなると、管理のし易さも大切になります。その点でもカキガラはノーメンテでミネラル添加になるので、とても有効です。
注意事項は、良く洗ってから投入する事です。カキガラに汚れがついている場合もありますので、ブラシ等で擦ると水を汚しません。
urushiは細かいものではなく、そのままの形のものを選んで入手しています。細かく砕かれたものは、水に面する部分が多くなりすぎ作用が少し早い気がしています。
レイアウト的に気になる場合は、流木や水草の後ろに配置します。
urushiの場合は、カキガラの溶け具合を水質のバロメーターの1つにしていますので、水槽横からは見える位置にセッティングしています。
レッドビーシュリンプにカルシウム剤を与えよう!使い方と注意点 まとめ
この記事では、レッドビーシュリンプに必要な成分であるカルシウムの働きやカルシウム剤の使用について書きました。
urushiが15年以上愛用しているカルシウム剤はアラガミルクです。アラガミルクはサンゴ由来の添加剤で、カルシウムを補うだけでなくミネラルも含んでいます。
海の中に近づけると考えればいいかと。
すべての生物は海から陸へあがってきました。今でも人間を含め、もちろんレッドビーシュリンプも海の成分が生きるために必要になります。これを補ってやることで、通常状態よりももう少しレッドビーシュリンプにとって住みよい環境を作ってやることができます。
アラガミルクを加えることで環境がいっそう良くなりますので、結果としてレッドビーシュリンプの繁殖を助けたり、健康に育成できたり、発色が良くなったりといったことに繋がります。
アラガミルクは、多少入れすぎてもレッドビーシュリンプがショックを起こすことはありません。もちろん、誤った使い方をすればNGですが。安心して添加できるカルシウム剤で使い易いです。
また、カキガラを水槽に1つ投入しています。こちらは緩やかに溶けていくことで、カルシウムはじめ多くのミネラルも補給してくれます。さらに水の状態(主にph)で解ける速度が変わるので、換水や水の質の指標にもしています。たくさん水槽がある場合にも便利です。
カルシウム剤やミネラル剤でよく勘違いされる方がいるのですが…カルシウム剤などは調子の悪い水槽に入れても効果はほとんどありません。
カルシウム剤は、調子のよい水槽をさらに調子を良くするものと考えましょう!
レッドビーシュリンプに与えたい添加剤
良い情報やご質問あればどうぞ!