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レッドビーシュリンプに必要なミネラル剤の使い方と注意点

レッドビーシュリンプに必要なミネラル剤の使い方と注意点

シュリンプ用品として色んな有名ブリーダーさんからミネラル剤が開発&販売されていますよね。それだけレッドビーシュリンプはじめエビの飼育にはミネラルは必要で効果があるということだと思います。

色上げ効果があったり、繁殖だって促したり、調子が上がるというミネラル。そもそも、ミネラルってなんだ?と思いませんか。

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ブリーダーさんがプロデュースするくらいミネラルは重要アイテムです。

urushiも、もちろんミネラル剤をレッドビーシュリンプ水槽に適宜使用しています。

レッドビーシュリンプ飼育をより深く楽しむ、マニアックなミネラルの話を書いていきます。urushiがシュリンプ飼育始めた当初から使っているミネラル剤や、その実際の使い方もご紹介します。

目次

レッドビーシュリンプのミネラルについて知っておこう

シュリンプにとってミネラルとは何か
シュリンプにとってミネラルとは何か

まずはミネラルについての基本知識をご紹介します。闇雲にレッドビーシュリンプにとって良いものと理解するよりも、一歩踏み込んでマニアックにミネラルについて整理しておきましょう!

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マニアックなレッドビーシュリンプ沼へようこそ!

ミネラルとは何か?

ミネラルは、NaやMgやKなどといった微量元素です。簡単に言うと元は岩石なんです。

岩石といっても土や岩石の合成物となっているミネラルと言った方が近いですが。

分かりやすく岩石と総称しますね。人間をはじめ動物はそのまま岩石を食べても、ミネラルは吸収できません。岩石の合成物となっているミネラルを吸収できるのは植物です。

岩石の合成物となっているミネラルを吸収できるのは植物です。植物は根からフルボ酸という物質を出すことができ、このフルボ酸がミネラルを溶かし、植物が吸収できる形にします。これをミネラルのイオン化といいます。

イオン化とはミネラルが電子(e-)を放出し+の電気を帯びた状態…つまり分かり易く言うと、水に溶けている状態です。

ちなみに海の水はミネラルイオンでいっぱいです。こう考えると海水魚の製品を流用できるヒントになりますね。

この状態になっていると動物は吸収し、ミネラルを体内に取り入れることができます。ということは、エビに与えるミネラルも水に溶けるって事で初めて吸収されるって事です。

脱皮するエビはミネラルをより消費吸収する

人や動物と大きく違う点は、エビは脱皮後と鰓から吸収する能力があります。人間にはない能力です。さらにエラでも直接水とやりとりをしています。

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脱皮して柔らかい状態の時、エビはたくさんの栄養を吸収しています。

ミネラルの不足はレッドビーシュリンプの成長不全に繋がります。

徐々に溶けだすものは長期、液体で溶液なものは即効性があるという事になるでしょうね。

野菜(植物)からミネラルを吸収する

あと、話は少し変わりますが。人間も動物も、主にミネラルを摂取できるのは野菜からです。

先に書いたとおり植物には、岩石や土からミネラルをイオン化した状態で吸収しています。その野菜を食べることでミネラルが吸収しやすい状態で摂取できます。

しかし、土壌のミネラルが近年減少の一途を辿っています。正確な数値は忘れましたが、数10年で3分の1程度にまで減っています。土が化学肥料などの使用で痩せ、排便などの肥しを使わなくなりミネラルの還元が土に行われなくなったのが原因と言われています。

現在人は慢性的なミネラル不足の状態にあると言われています。シュリンプ同様に気を使い、人もニガリなどからミネラルを摂取した方が良さそうです。

ミネラルいっぱいの土でほうれん草を育て、人間もエビもミネラル摂取に励むのも良いかもしれません。

一纏めでは言えませんが、黒土などが原料となった栄養価が高いソイルは、植物の堆肥なども含まれているのでフミンなどに加え、一時的ではあるもののミネラルの放出があると思います。

レッドビーシュリンプに使い続けているミネラル剤

レッドビーにおすすめできるミネラル剤
レッドビーにおすすめできるミネラル剤

15年以上レッドビーシュリンプの飼育をしてきて、urushiが現在もずっと使い続けているミネラル剤をご紹介します。

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おすすめできるミネラル剤です。

バイオカルチャーSMW

効果がすごいバイオカルチャーSMW
効果がすごいバイオカルチャーSMW

バイオカルチャーSMWは定番中の定番のミネラル剤。レッドビーシュリンプの飼育に使っているだけでなく、熱帯魚(スネークヘッド)の色上げにも効果がありました。

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スネークヘッドは水に敏感なので、それだけ効果があるってことです。

めちゃくちゃ優れた昔からあるミネラル剤なのですが、使い慣れていないと入れすぎる危険性があります。

とても濃縮されて濃い原液(個人的にはミネラルを溶かすために使っている溶媒の関係もあると思うのですが)なので、使用容量通り入れてしまうとレッドビーシュリンプには変化が大きすぎダメージを与える危険性があります。

レッドビーシュリンプには既存の使い方よりも薄く1リットルに1滴垂らす程度でOKです。

目的がありRO水を使用しているときなどは、TDSが目標値になるまで追加して使ってます。

値段が高いですが、1〜2週に1回数滴入れるだけで効果がある事を考えるとコストパフォーマンスも悪くないですよ。

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urushiの職場の研究機関でも使っています。

ミネリッチ アクアーレ

使いやすいミネリッチアクアーレ
使いやすいミネリッチアクアーレ

ミネリッチは海水のナトリウム分を取り除くことで、ミネラルを添加できる形にしたもの。本来は海水魚や珊瑚などマリンアクアリウム用のミネラル剤です。

マリンアクアリウム用のミネラル剤ですが、レッドビーシュリンプに使用できます。理由としては、ミネラルの源は植物由来のものを除けば海なので、海水魚用のアクアアイテムは割と転用できるのです。

実際、urushiがレッドビーシュリンプを始めた頃は、エビ用品はほとんどなく多くのブリーダーさんやショップさんはマリンアクアリウム用品を使いこなしレッドビーシュリンプ飼育をしていました。
urushiは元研究職なので原理にこだわるタイプなのですが『エビに海由来のものを使う』当時から正解だと思っています。

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urushiは当時の方法をずっと続けています。

ミネリッチの良いところは、使用感がナチュラルなところです。バイオカルチャーSMWは濃縮されており、使用方法を誤ればレッドビーシュリンプにダメージを与えてしまう可能性がありますが、ミネリッチは効果がバイオカルチャーSMWより穏やかなので慣れてない方も使いやすいです。

ちなみに、スネークヘッドに使用しましたがバイオカルチャーSMWで見られた色上げは見られませんでした。ミネラルの配分や種類、濃度など何かしらミネリッチとバイオカルチャーSMWは違いますね。

ミネラル剤の添加にはTDSメーターを使おう

ミネラル系統の添加剤は入れすぎに注意が必要です。その『入れすぎ』の判断材料となるのがTDSメーターです。

TDSメーターは水中の導電率を測定する機器です。
TDSメーターを用いることで、水の中の不純物(ミネラル分も含みます)がどれくらい存在するのかを可視化できるので、添加剤を入れすぎることを防ぐことができます。

元々使用している水自体の不純物が高濃度なのか、それともとても低くてミネラル分が不足しているのかによっても、添加剤の量も変わってきます。

正確にミネラルやカルシウム剤のコントロールをするには、TDSメーターを使用するのが安全で確実といえます。

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シュリンプ飼育者は持っておきたい機器の一つです。

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TDSについてはもう少し詳しく、また別の記事でご紹介します。

元水と水槽の導電率を知っておこう

レッドビーシュリンプの水作りで、TDSメーターを使い元の水を測定し、その数値を知っておくことはとても重要です。さらに、現在の水槽の導電率(単位はppm)も知っておきましょう

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どんな水を使っているか?導電率は1つの指標になります。

地域によって元の水のppmの値は変わってきます。さらに浄水器を通しているか否かでも変わります。

urushiは何度か引っ越しを経験しており、関東も関西も中国地方の水も経験していますが千差万別でした。水が夏場になるとどうしても悪くなるという集合住宅に暮らしていた時は、不純物を取り除くためエキスパートフレッシュという浄水器を使用していました。

水槽に直接ドボドボと添加剤を入れるのはNG

TDSメーターを用いながら、足し水もしくは水替え用の水にミネラル剤を添加しTDS値が100〜300位になるように調整。その調整した水を水槽に入れることでミネラルの補充を行います。

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直接、ミネラル剤を水槽に注ぐことはNGです。

直接、ミネラル剤を水槽に注ぐというのはやめましょう。バイオカルチャーSMWだとかなり濃い濃縮タイプなので直接水槽に注いでしまうと、注ぎ口付近にいるレッドビーシュリンプは急激な変化を感じ水槽を泳ぎ回ります。これ、よくない時の状態で、最悪の場合ショック死します。

そして、いきなりTDS値が高くなるほどのミネラルの添加もNGです。例えば初めてミネラルを添加する場合、現在の水槽の水のTDS値が100ppmだとしたら、いきなり300ppmにするのではなく、110~120ppmくらいに追加する水のTDS値を調整して添加します。これで十分です。

足し水や換水を繰り返すことで、水槽内の水は次第に100ppmの不純物が仮にあったとしても、10ppm~20ppmはミネラル分になります。

  • ミネラル剤を水槽に直接注ぐのはNG
  • いきなりTDS値を上げ過ぎてしまわないように注意

レッドビーシュリンプへのミネラル剤の使い方

レッドビーシュリンプのミネラル剤の使い方
レッドビーシュリンプのミネラル剤の使い方

実際にレッドビーシュリンプ水槽にミネラル剤を添加する場合、urushiがやっている方法をご紹介します。

TDSメーターを使って確実に数値化してミネラルを添加する方法と、TDSメータが手元にない初心者さんでも失敗が少ないやり方の2種類の方法を説明します。

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今手元にTDSメーターがない方も、参考になると思います。

TDSメーターを使って確実にミネラルの添加をする場合

まずは、一番推奨するTDSメータを使ってのミネラル剤の使い方をご紹介します。urushiはこの方法でミネラル剤を使っています。

水槽内のTDS値の計測し水作りの目標値を決める

まずレッドビーシュリンプ水槽のTDS値を計測し、目標となる数値を導き出します。

水槽内のTDS値を計測する
水槽内のTDS値を計測する
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今回、水槽内のTDS値は121ppmでした。

urushiはミネラル剤を初めて入れるわけではないので、追加する水の目標TDS値は120ppm前後となります。

もし今までミネラル剤を使っていない場合の水槽の値が121ppmだった場合、urushiなら少し高めの130ppmを狙います。つまり10ppmミネラルでTDS値を上げるイメージです。

足し水に利用する水のTDS値を計測する

浄水器を通した水のTDS値を測定
浄水器を通した水のTDS値を測定

バケツに浄水器を通した水を用意しTDS値を計測します。

めちゃくちゃ元の水の水質が悪くなければ、浄水器のおすすめはマーフィード 観賞魚用浄水器です。

浄水後のTDS値を測定する
浄水後のTDS値を測定する

urushiの環境では、浄水後のTDS値は69ppmでした。

69ppmの水をミネラル添加剤を使用し目標の120ppmへもっていきます。

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69ppm→120ppmに追加する水のTDS値を調整します。

ミネラル剤 バイオカルチャーSMWを使って調整

今回、urushiはバイオカルチャーSMWを使って調整しています。もちろんミネリッチアクアーレでも同じ方法で調整します。ミネリッチの方が濃度が薄いので使用量は増えます。

水を混ぜながらバイオカルチャーSMWをシリンジで少量ずつ加え、目標の120ppmまでTDS値を上げます。

バイオカルチャーSMWを少しずつ加える
バイオカルチャーSMWを少しずつ加える
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SMWを追加し、TDS値126ppmになりました。

少しオーバーしましたがこれくらいはOK。目標の120ppm付近まで上昇したので、これで足し水は完成

TDS値を目標まで上げる
TDS値を目標まで上げる

今回は水温は水槽と足し水の水がほぼ同じだったので調整はなしですが、冬場や夏場は足し水や水換えで使う水と水槽の水の温度差にも注意してください。

ミネラルを添加した水を水槽に足していく

水槽に静かに注ぎ入れる
水槽に静かに注ぎ入れる

少しずつちょろちょろと、水流で中のレッドビーシュリンプが驚かないように入れます。

TDS値も水温も同じなので、レッドビーシュリンプにとって刺激が少ない水の追加なのでちょろちょろと入れても、レッドビーシュリンプがショックを起こすことはありません。今回は水槽内の1/6程度の足し水ですが、1/4程度の水換え時もurushi同じ方法で行っています。

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足し水しても稚エビも元気にしています!

足し水後も稚えびは元気
足し水後も稚えびは元気

浄水器エキスパートフィレッシュの良さ

余談ですが、エキスパートフレッシュなど不純物を強力に除去する浄水器を使えば、浄水後のTDS値を30~50ppmほどにまで下げることが可能です。
そうなると120ppmに調整すると仮定した場合、70ppm分もレッドビーシュリンプにとって有益なミネラル分を添加してあげることができます。これがすごくメリットです。

一緒に追加したいカルシウムについて

TDSメーターがない場合の添加剤の使用方法

TDSメーターがない場合は、正確に適した分だけミネラルを添加することは難しいと言えます。とくに初心者は添加剤を入れすぎる傾向になるので指標として数値は大切です。

どうしてもTDSメーターを入手できない場合もあると思いますので、その場合に比較的安全に添加する方法をご紹介します。

用意するアイテム

・1リットルもしくは2リットルのペットボトルやバケツ。
・スポイトやシリンジ

スポイトやシリンジはあるととても便利で、ミネラル剤の添加時だけでなく、カルシウム剤の調整や稚えびの餌やり、水質チェック時など結構使えるアイテムなので安いので良いので用意しておくと何かと便利です。

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1リットルのペットボトルを用意して添加する

1リットルのペットボトルに浄水器を通した水を満タン入れます。

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必ず浄水器を通した水を入れてくださいね。

この時のペットボトルは、水かスポーツドリンクのモノが安全でおすすめです。

1リットルのペットボトルに浄水器の水を入れる
1リットルのペットボトルに浄水器の水を入れる

バイオカルチャーSMWを1滴加える

1リットルの水に対してバイオカルチャーSMWを2滴だけ加えます。ミネリッチの場合は5〜6滴加えます。

バイオカルチャーSMWを1滴加える
バイオカルチャーSMWを2滴加える
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入れる量の少なさに驚きました?

TDSメーターがない場合、水槽内のTDS値も元の水のTDS値も分からないので、ミネラル剤をたくさん追加するのはNGです。

ミネラル剤は入れすぎるとレッドビーシュリンプにとってショックを起こす原因となります。最悪、苦しんで泳ぎ死んでしまいます。多く入れるよりも少ない量を入れ、定期的に足し水や水換えをしてやる方がミネラル分がいつもある状態になり良い結果になります。

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一番はTDSメータでちゃんと測定して追加するのがおすすめです。

蓋をしてよく混ぜる

ペットボトルに蓋をして、よく混ぜます。これで足し水は完成です。

ミネラル剤をよく混ぜる
ミネラル剤をよく混ぜる

季節によっては足し水に使う水と水槽の水の温度に開きがあるので、その場合は温度を調整します。

追加する水と水槽の水の温度に差がないようにしましょう。

レッドビーシュリンプの水槽に足し水を行う

レッドビーシュリンプが驚かないように、少しずつ足し水を行います。

少しずつ水槽に足し水する
少しずつ水槽に足し水する

稚えびには直接注水する水がかからないように注意しながら足し水を行います。親えびは平気でも稚えびはデリケートなので。

稚えびに注意しながら注水する
稚えびに注意しながら注水する

ミネラル剤を使うときの注意点とコツ

レッドビーシュリンプ飼育に欠かせないミネラルの添加ですが、正しい使い方をマスターしてこそ、レッドビーシュリンプにとってより良い水を作ることができます。

rushiにとって添加剤は、調子の良い水槽をもう少し絶好調に近づけるイメージです。本来の調子を崩した水槽にミネラルやカルシウムを添加したところで、レッドビーシュリンプが持ち直すことはありません。

さらに、添加剤の使用方法を間違ってしまうと、何かしらの物質を『強化し過ぎる』危険性もあります。熱帯魚では大丈夫でもレッドビーシュリンプにとっては致命的となる場合もあります。

使い方が悪ければ、どんなに良いミネラル剤も毒になる。

urushi

人間にとっての『塩』と同じですね。

自分のスタイルに合ったアイテムを見つけよう

シュリンプ用品は沢山あるので、目的と自分の飼育スタイルへの考えを持って使用することが大切です。

換水の頻度や、使ってる元水、入れてる生体や水草の数なんかでも必要な添加剤は変わってきます。エビの様子を見て、水作りを楽しんでください。

シュリンプ用品は沢山あるので、目的と自分の飼育スタイルへの考えを持って使用することが大切です。

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初めは、urushiもいろいろ買いこみました(笑)

換水の頻度や、水槽に使用している水(地域の水道水の差や井戸水など)、入れているシュリンプや水草の数なんかでも添加剤が変わってきます。レッドビーシュリンプを観察し、水作りを楽しんでください!

レッドビーシュリンプ注意点とコツ まとめ

この記事ではレッドビーシュリンプにミネラル剤を使う方法と注意点について書きました。

調子が悪い水槽に添加材をドボドボ入れると、レッドビーシュリンプを弱らせる原因にもなり得ます。正しく使いこなし、理想の水を目指しましょう!

ミネラル剤でよく勘違いされる方がいるのですが…ミネラル剤は調子の悪い水槽に入れても効果はほとんどありません

urushi

ミネラル剤は、調子のよい水槽をさらに調子を良くするものと考えましょう!

urushiが使っているミネラル剤

ミネラル以外も添加したい!

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